【女子 手づくり部 Vol.8】手描きイラストからできるシルクスクリーンに挑戦してみたよ

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こんにちは! 女子 手づくり部です。
印刷にちょっとした一手間を加えてつくれる、かわいい紙ものをご紹介いたします!

今回の手づくり部は「シルクスクリーン」に挑戦します!
レタープレス以来、久しぶりの「手描き印刷回」となります!


シルクスクリーンとは

シルクスクリーンとは孔版印刷の一種で、メッシュ状の版にインクを上から通して印刷する技法です。

シルクスクリーンに挑戦されたことのある方ならわかるかと思いますが、製版に非常に手間がかかったりとすごく大変そうなイメージです…。

しかし! 実は手描きで手軽にできちゃう方法があります!

こちらの、新日本造形様の「サン描画 シルクスクリーンセット」を使います!

サン描画 シルクスクリーンセット

① スクリーンわく(版) ② 乳剤 ③ 洗油 ④ 描画剤 ⑤ スクィジー ⑥ 面相筆 ⑦ 刷り台

こちらには、手描きイラストから手軽にシルクスクリーンができる道具が全て入ってます。
お値段も¥3,000弱とお手頃です。

左上の表示が「描画」となっているものを選びましょう。
「切り抜き」となっているものは別商品ですので、お間違えのないようにご注意ください。

今回はこちらのセットを使ってシルクスクリーンに挑戦してみます!






イラストを描いて、版に写し取ります。

まずは、印刷したいイラストを描きましょう。
版のサイズに収まるサイズ(10.5cm × 17.5cm)で描きます。

イラストが描けたらその上に版を置き、鉛筆を使って写し取ります。

このように版にイラストを写すことができました。

スクリーンマーカーでイラストをなぞります

続いてこの「スクリーンマーカー」でイラストをなぞっていきます。
こちらのマーカーは別売りとなっていますのでご注意ください。(セットには面相筆を使って塗るタイプのものが入っています。)

こちらのスクリーンマーカーで版の目を仮止めします。
なのでただなぞるのではなく、時々光に透かして目が埋まっていることを確認しましょう。

そしてこちらのマーカーはとても乾きにくいです。
なぞっている途中に、手が当たってイラストがにじんだり、かすれたりしてしまうなんてことも…。
なので、なぞる時は十分に注意しながら作業を進めましょう。

スクリーンマーカーでイラストをすべてなぞり終えたら、 しっかりと乾くのを待ちましょう。
ドライヤーを使うと時間短縮ができます。

乳剤で版の目を埋めます

マーカーが乾いたら今度は乳剤を引きます。
乳剤とはメッシュの目を完全に埋めるために使うものです。

版を裏返しにして、ちょっと多めに乳剤をのせます。

スキージをななめ45度の角度で、ゆっくりと一定の速度で引いていきます。

乳剤を引くときは力を入れないようにしましょう。

乳剤を引くときに力を入れると、メッシュが下についてしまいキレイに仕上がらないことがあります。
ほとんど力を入れず軽く引っ張っていくイメージです。

このようにキレイに目が埋まりました!
木枠に付いた余分な乳剤を拭き取り、またしっかりと乾燥させます。こちらもドライヤーで時間短縮できます。

乳剤が乾いたら、洗油でマーカーを落としていきます

この時点では、マーカーと乳剤でメッシュの目が全て埋まった状態になっているため、インクは通りません。
なので、イラストの部分だけメッシュの目が抜けた状態にしなければいけません。

というわけで洗油を使ってマーカーのところだけを落としていきます。

洗油を容器に移しましょう。
筆にたっぷりと染み込ませ、イラスト部分に塗っていきます。

洗油を塗った部分をこすっていくと、マーカーだけが落ちていきます。
これで、イラストの部分だけ目が抜けてインクが通るようになるのです。

版の裏側も洗い、しっかりとマーカーを落としましょう。

マーカー部分が全て落ちたら、ウェットティッシュで洗油を拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。

最後に、乳剤が塗れなかった端の部分にマスキングテープを貼って完成です!


版が出来上がったのでいよいよ印刷してみます!

インクを買いたいところですが…こちらはなかなか値が張ります…。

しかし実は、専用インクでなくとも水彩絵の具とでんぷん糊で刷れるということなので、その方法に挑戦してみたいと思います!

シルクスクリーン用の絵の具を作ろう

まず水彩絵の具で印刷したい色を作りましょう。
少し多めに作ってみるといいと思います。

水彩絵の具だけではゆるすぎるので、でんぷん糊を混ぜて固めます。
だいたい、水彩絵の具(3)に対してでんぷん糊(1)の割合で混ぜていきます。

全体的に固さが出てきたら、シルクスクリーン用絵の具の完成です!

絵の具で印刷してみよう

紙の上に版を置き、絵の具をのせます。
絵の具は少したっぷりめにしましょう。

そしてスキージで絵の具を引っ張ります。

このように印刷できました!
にじみもなく、上手くできたと思います。

もちろん版は何回も使えますので、カードをたくさん作ってみましょう。

2枚目を刷る場合は、ウェットティッシュやアルコールタオルなどで、
しっかりと絵の具を拭き取ってから行いましょう。
絵の具が残ったままだと、目が詰まってうまく印刷できない場合があります。

以上がサン描画スクリーンキットを使った一連の流れです。
非常に手軽にシルクスクリーンを楽しむことができます。

今回は絵の具を使って紙に印刷いたしましたが、もちろん専用インクを使えば布に印刷することもできます。
こちらはおなじく新日本造形様の「ラバダ」という布用インクです。
今回のシルクスクリーンキットにも対応したインクなので、布に刷る場合はこちらがおすすめですよ!


今回も手づくり部員にシルクスクリーンで作品を作ってもらいました。
それぞれインクと絵の具どちらで刷っているかもあわせてご紹介いたしましたので、作品づくりの参考にしてみてください!

ささきの作品

蝶に秋桜

布用インク(ラバダ)で印刷

Tシャツに蝶と花のパターンを刷りました。
以前、一度シルクスクリーンで制作を行ったことがあるのですが、その時は紙媒体で制作したので今回は布に刷ることに挑戦してみました。

動きに合わせて模様が動くのを見たかったので、袖の部分にパターンを刷り上げました。
予想していたよりも色が鮮明に出て、刷り上げていくのが楽しかったです。

2版が重なる部分がつぶれてしまい、色の透明度を考慮し刷る順番を変えるなどもう少し試作するべきでした。
それでも、一番思い入れのある蝶の青い筋が綺麗に出てくれたので嬉しいです。

インクの乗せ方で色の濃度や掠れ具合が変化するので、それらを活かした制作を行うのも面白いかもしれません。

もきの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

家族4人でおそろいのランチマットを作りました。

もともと一色のつもりでしたが、物足りなく感じたので急遽二色印刷にしました。春から夏にかけて使えるように、元気の出る色合いで大好きな青とピンクにしました!
一日でできたことも含め、とっても満足しています!

あんどうの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

カラスの頭蓋骨のバッグを作りました。

キャンバス地の布は表面がでこぼこしているので、シルクスクリーンの版の目の荒さが目立つことなく刷ることができました。
しかし布が厚い分、縫い目や折り目で版が浮いてしまい、刷りにくくもありました。

同じ柄で、違う布にも刷ってみたいです。

たかひらの作品

ダチTシャツ

布用インク(ラバダ)で印刷

先日、水族館でセイウチを見てあまりのかわいさにドハマリしてしまい、このTシャツを作りました。

セイウチは漢字で書くと「海象」なので、陸と海の象でマブダチになっているデザインです。
所々失敗もありましたが、楽しく作ることができました!

とくながの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

昔考えた「なめくじリス」というキャラクターをシルクスクリーンでトートバッグに刷りました。刷色は、トートバッグにピッタリな茶色にしました。

きめ細かい布地のほうが、きれいに刷れることがわかりました。

あだちの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

紙袋に宝石をイメージした柄を印刷してみました。
想像していたより、細かい絵柄でも印刷することができたので感動です。

シルクスクリーンの版の上に、テキトーに何色か色を置いて印刷してみると・・・
色が混ざったり混ざってなかったり、様々な色が出てきておもしろいです。

版を作る過程も楽しいのですが、
なによりもインクを伸ばした後に版を剥がす瞬間がたまりません!

おのだの作品

ピンクのひまわり

布用インク(ラバダ)で印刷

私は今回、靴下にシルクスクリーンで印刷をしました。
最初はトートバッグに、と思って物を探していたのですが、靴下屋さんの隣を通って、靴下に印刷したら面白いな!と思い白の靴下を使用しました。
基本靴下は無地のものが好きなので、あまり濃い色は使いたくありませんでした。なので、ひまわりの柄ですが、薄いピンクの色を作り印刷しました。

靴下に印刷するのは、でこぼこが多いので少し難しかったですが、思った以上に綺麗に出来て大満足です!
ちなみに、ひまわりには「あなただけを見つめる」という花言葉があるので、ひまわり柄がバラバラのところにあっても一つだけを見つめられる、ということを考えながら作成しました!
とても楽しく制作できておすすめです!

くぼたの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

わたなべの作品

布用インク(ラバダ)で印刷

仕事中にお客さんとの会話で手づくり部の話ができたらいいなと思っていて、外に持ち出しやすいサイズ感から、ノートに転写することにしました。

表面加工のされているノートだったので、キレイに写るかどうか不安でしたが、予想以上にくっきり色が出たので良かったです。
細かな模様部分がペンのにじみによりつぶれてしまったので、少し残念です。


いかがでしたでしょうか?
もちろん版は使い回しがきくので、同じ絵柄のポストカードをたくさん作ったり、紙と布にそれぞれ印刷したりとさまざまな楽しみ方ができます。

今回紹介したものはとっても手軽にシルクスクリーンに挑戦できるのでおすすめですよ。
やったことのある人もない人も、ぜひチャレンジしてみましょう!


今まで女子手づくり部が挑戦してきた紙モノハンドメイドであれば、
皆さまにお教えすることができます。
もしもワークショップのご要望等があれば、お問い合わせください!

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