こんにちは。misatoです。
「InDesignキホンのキ」も第４弾。前回は「文字パネル・段落パネルの便利な機能」について説明しました。
今回は、InDesignの便利なスタイル機能、「文字スタイル」と「段落スタイル」について、かんたんに説明してみたいと思います。
段落スタイルとは
文章や見出しについての体裁をスタイルとして登録したものです。
パネルが表示されていない場合は、ウィンドウメニューから、「スタイル」→「段落スタイル」を選択してください。
設定例）「見出しは３行取りにしてフォントは●●にする」「本文は12級にして、一文字目は空きを入れたい」など
文字スタイルとは
特定の文字について、体裁をスタイルとして登録したものです。
パネルが表示されていない場合は、ウィンドウメニューから、「スタイル」→「文字スタイル」を選択してください。
設定例）「特定の文字を赤くしたい」「特定の文字に下線をつけたい」など
スタイルを設定してみる
例えば上記のように設定したいとすると･･･
このような形でスタイルを設定します。
段落スタイルでは見出しと文章の基本的な体裁を、強調したい太文字部分・下線については文字スタイルで設定していきます。
最初は段落スタイルと文字スタイル、混合しやすいと思います。「文字に関することだから全部文字スタイル！」ではありません。
いろいろ作って慣れていきましょう！
スタイル設定の作り方
スタイルの設定方法
Illustratorと同じように文字に関する設定を行った上で、スタイルを設計できます。
- 文字パネルと段落パネル、カラーパネルでテキストの設定を追加する
- 設定したテキストを全て選択する
- 段落スタイルパネルの「新規スタイルを作成」ボタンを押す
- 「段落スタイル１」という名前のスタイルとして登録される
編集したい場合は変更したいスタイルをダブルクリックすると編集画面が表示されます。スタイル名は後で見てもわかるように変更しましょう！
この場合はどちらのスタイルを使用する？
混合しやすいスタイル設定。個人的によく設定するスタイルをあげています。
他にも考え方はあるとは思いますので参考までに！フレームは「プレーンテキストフレーム」ではなく「フレームグリッド」を使用して設定しました。
見出しを３行取りにしたい
段落スタイル→グリッド設定の「行取り」を３行にする
一文の１文字目を空きを入れたい
段落スタイル→インデントとスペースの「１行目インデント」を１文字分明ける
例）12級なら3mm など
一文に下線をつけたい
段落スタイル→下線設定→下線のボックスにチェックをつけ、線幅などを設定する。文字色は基本設定でテキストカラーになっているので、用途に合わせて変更する。
部分的に下線をつけたい
●下線：文字スタイル：下線設定→下線のボックスにチェックをつけ、線幅などを設定する。文字色は基本設定でテキストカラーになっているので、用途に合わせて変更する。
設定後、下線をつけたい文字を選択し、文字スタイルを適用する
一文を太くしたい
段落スタイル→基本文字形式のフォント、ウェイトを本文より太いものに設定する
●本文の設定を使用したい場合は、一般→基準に本文の設定を行ったスタイルを設定する。
部分的に文字を太くしたい
文字スタイル→基本文字形式のフォント、ウェイトを太いものに設定。太くしたい文字を選択し、文字スタイルを適用する
おわりに
スタイルの設定について、大枠を説明しました。イメージは伝わりましたか･･･？
段落スタイルについては設定内容が豊富にあり、とっても便利なものです。今回説明したものよりもっと便利なものがあるかもしれません。スタイルの設定はとても奥が深いです。ぜひ使って、色々試してみて自分にあった使い方を模索しましょう！
つくってみたデータは･･･
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投稿者プロフィール
- 日々勉強中の下っ端社員。語彙力つけるため頑張ります。
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