InDesignって、なに?
InDesignというソフトをご存じですか?
かんたんに言ってしまえば「文字の組版に特化したソフトウェア」です。ページものを作りたい、またはある程度規則的な体裁のものを作る際に便利です。
私がページものを制作するときは基本InDesignを使用していました。
Illustratorでも文字の組版は制作可能です。
が、
レイアウトや文字に関する細かい部分を効率的に制作しようとすると、InDesignの方が便利な機能が多いです。
なので、今回から「InDesignキホンのキ」と題しまして、InDesignの便利な使い方を10回に渡ってお伝えしていきたいと思います!
まず第一回目は、Illustrator派の方々に知ってほしい、InDesignのおすすめ機能を5つ紹介いたします!
InDesignの機能 もくじ
- 「変形ミス」を防げます「フレームツール」
- レイアウトの変更のときにとっても便利「マスターページ」
- 手入力しなくてもOK「ノンブル」設定
- 文字の細かい調整が可能「ルビ(ふりがな)」設定
- 簡単書き出し「PDF」設定
「変形ミス」を防げます「フレームツール」
「フレームツール」というツールがおすすめです。事前にフレームツールでサイズなどを設定してレイアウトを作成しておくと、画像の追加が楽になります。
フレームツールの枠の比率に合わせ、縮小することもできるので、変形時のミスを減らすことができます。
① 長方形フレームツールに画像などをドラック&ドロップ
② 右クリック→オブジェクトサイズの調整→内容を縦横軸比率に合わせる (WindowsはCtrl+Alt+Shift+E)
InDesignにIllustratorのデータを貼りたい場合の注意点
Illustratorでデータを作成し、InDesignに貼り付けたい場合は「PDF互換ファイルを作成」に必ずチェックを入れて保存してください。
チェックつけていないと、InDesignに貼り付けた場合謎の文字が表示されます。
※下記記事にてもう少し具体的に紹介しました↓↓
レイアウトの変更のときにとっても便利「マスターページ」
「マスターページ」とは、柱やノンブルなど、共通のデザイン・レイアウトを適用できるようにするためのページ設定です。マスターページ上でレイアウトを変更すれば、設定した他のページ全てに反映されます。
例)見開きのレイアウトを作る場合:
①ウィンドウ→ページをクリックしタブを表示させる
②ページ→新規マスターを選択
③ サイズなどの設定を行う
④ デザインを作成する
⑤ 完了後、 マスターページを使用したいページにマスターをドラック&ドロップする
手入力しなくてもOK「ノンブル」設定
InDesignでは「レイアウトの変更のときにとっても便利「マスターページ」で少し説明した「マスターページ」設定内にノンブルの設定を追加すると、全てのページにノンブルが追加されます。
作業途中にページ数を増減しても、自動でノンブル番号を変更してくれます。
① ノンブルを追加したいマスターページをダブルクリック
② 文字フレームなどでノンブルを設定したい箇所に枠を配置する
③ 枠を選択し、書式メニュー→特殊文字の挿入→マーカー→現在のページ番号をクリック
④ 枠の中に 「-プレフィックス(マスターページのアルファベット)-」と表示されていればOKです。
文字の細かい調整が可能「ルビ(ふりがな)」設定
文字にふりがなを振る「ルビ」の設定、Illustratorではいろいろな方法があるかと思いますが、文字の増減などがあった場合は処理が面倒だったりします。
InDesignでは簡単な操作でルビを振れる上、一度設定をしてしまえば、文字が増減しても大丈夫なんです。
① ルビを振りたい文字を選択する
② 右クリック→ルビ→ルビと文字の間隔(Ctrl+Alt+R)をクリック
③ ルビを入力し各設定を行う
例)
※下記記事にてもう少し具体的に紹介しました↓↓
簡単書き出し「PDF」設定
Illustratorは複数のページを管理するのに向いていないので、つくったデータをPDFにしたいときは1つ1つ書き出すのでなかなか面倒なものです。
InDesignであれば、そんな問題を「書き出し設定」で一気に解決できます!
※ネット印刷は、必ずPDF入稿の設定が決められているところが多いので、PDF書き出しの際必ず確認しましょう。
※下記記事にてもう少し具体的に紹介しました↓↓
さいごに
InDesignをおすすめしたい5つの機能についてとっても、かんたんにですがまとめてみました。本当はもっといっぱいあります・・・!
気になるツールが出てきましたか?InDesignについて興味が出てくる人が少しでもいたら幸いです。
次回からはInDesignの機能について、少し掘り下げていこうと思っています。
更新をお楽しみに!
つくってみたデータは・・・
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- 日々勉強中の下っ端社員。語彙力つけるため頑張ります。
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